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教養小説と『つばめ飛ぶ』

ドイツ文学には、「教養小説」というジャンルがあります。主人公がさまざまな体験を通して自己を確立してゆく、というのが筋の小説のことです。要するに、成長物語ですね。何で、「教養」小説なんて訳語がついているかは、謎なのですが。

『つばめ飛ぶ』には、意識して、この「教養小説」のモチーフを入れました。具体的に言うと、外界での出来事と内面の成長がリンクされるようにしました。具体的に言うと、一連のイベントがあって、それをまとめるモノローグがあり、それからまた一連のイベントが始まるようにしました。

また、この教養小説というジャンル、内面での成長を終えた主人公が、現実に帰っていくというオチ(というのか?)が比較的多いかな(多分……)と思うので、『つばめ飛ぶ』でも、つばめがイリリアに帰っていくところで終らせることにしました。


つばめに、教養小説にあるような、「帰ることのできる場所」を作品世界内で与えたい、これも、『つばめ飛ぶ』で現実性を強調した理由です。つばめたちが救うのは、フーリエが放たれてから掌握されるまでに犠牲になるであろう、「たかだか」数百人の命です。世界を救うわけではないのです。普通のRPGに比べるとかなりささやかな成果ですが、でも、これで、この作品世界が現実的なものになってくれたらうれしいなと思っています。
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